近年、長寿高齢化社会が急速に進んだ結果、老人問題は益々深刻化しており、
老人をめぐる社会環境は大きな変化をもたらしています。
特に、疾病を持った、あるいは障害を持った寝たきり老人や認知症老人が急速に
増加し、将来その傾向は益々顕著になると思われます。
このような状況の中、福祉施設の拡充強化が強く叫ばれています。
老人福祉法の基本理念、
『老人は多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として
敬愛され、かつ健全で安らかな生活を保障されるものとする』
は、寝たきり・認知症老人にとっても、現実のものとならなければならないと
考えます。
長寿高齢者の生命と人権をより尊重する生活環境づくりと地域に根ざした施設の
設立運営が重要な課題と思います。
心のこもった、効率ある 医療・看護・介護・福祉 を実現するため、
生活(名春の森) 医療(名春中央病院) 介護(こまきの森)
の三位一体で 小規模 ( small ) is 美しい ( beautiful ) をめざしたいと考えます。
こうした趣意に鑑み、社会福祉法人を設立し、特別養護老人ホーム等を開設して、
老人福祉の向上と増進に寄与、担いたいと思います。
社会福祉法人 名春会
理事長 森 文美